カナダで保育士になれる?ECE資格取得後に就職できなかった理由と体験

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「カナダで保育士になりたい」

そう思って専門学校に入り、ECE資格を取得しました。

でも、就職はできませんでした。

最大の要因は“実力不足”ではなく、ビザの残り日数。

この記事では、資格取得までのリアルと、

就職できなかった理由、そしてその後の選択について正直に書きます。


① なぜカナダで保育を学ぼうと思ったのか

大学3年生の冬、

コロナ禍の就活に違和感を抱き、頭の片隅にあった長期留学のためカナダへ来た私は
生計を立てるためスーパーで働いていました。

でもどこかで、

「このままビザが切れたら、日本に帰国するだけでいいのかな」

と考えていました。

そんなときに知ったのが、BC州の保育資格 ECE(Early Childhood Educator)

学生時代に諦めた保育士の夢を

カナダなら実現できるかもしれないと詳しく調べていくうちに

カナダでは保育士と保育園がたりていないのに子どもの出生率が上がる

需要と供給が成り立っていない状況でした。

「資格を取れば、就職できるかもしれない」
「就労ビザをサポートしてもらえたら、永住も近づくかもしれない」

正直に言うと、理想も打算も両方あった。

→ 3年間バンクーバーで暮らして、私が手放したもの


② 保育資格≠仕事獲得

カナダでは各州に定められた保育士資格が存在しており、

ECEはBC州で保育士として働くために必要な資格です。

専門学校に通い、単位を取得し、実習を終えたあとに申請します。

授業や課題はすべて英語。

そして日本と違うのは、永久資格ではないこと。

初回取得は1年間有効。

その間に一定の就労時間と研修時間を満たすと、5年資格へ切り替わります。

つまり、資格取得=ゴールではありません。

「カナダで保育士になりたい」

そう思って専門学校に入り、ECE資格を取得しました。

でも、就職はできませんでした。

最大の要因は“実力不足”ではなく、ビザの残り日数。

この記事では、資格取得までのリアルと、

就職できなかった理由、そしてその後の選択について正直に書きます。


③ 専門学校のリアル

・授業は講義とディスカッション中心
・課題は想像以上に多い
・専門用語だらけ
・教科書は一回の授業で数十ページ進む
・クラスメイトは移民や社会人が多い

「英語ができないとしんどい」けど、

英語を第二言語とする学生ばかりなので先生は丁寧に解説してくれる、
しかし“楽ではない”というのが正直な感想。


④ 3回の教育実習

学校にもよりますが受講生は3回教育実習に参加し合格ラインを越えなければいけません。

各実習前に学んだ知識を使って実践することが目的です。

【初めての実習】

・最初は緊張で何もできませんでした。なぜなら授業で聞いていたことは全て想像で、私の小さい頃の記憶にある日本の保育現場とはかなりギャップがあったからです。初めて行った実習場所はネイティブが多く、移民の人が少ない状況で怖気付いてしまったのです。

【子どもとの距離】

・私の学校の各実習期間はフルタイムなら1ヶ月、パートなら2ヶ月だったので、子どもとの距離感を縮めるには実習生として少なすぎる日数でした。さらに毎日のレポートと課題、サークルタイム(朝の会のようなもの)アクティビティの計画書の提出などに追われ距離が縮まったと感じるのは最後の数日だったように思います。

【文化の違い】

・他文化を尊重することが教育の一部でもあるので、理解があります。むしろ日本に興味を持っている人が多く、隙を見つけては話しかけてくれる先生もいました。中華系のデイケアでは、それに加えて日本人としての特徴や文化的特徴など良い点悪い点を理解した上で、改善点を指導してくれたので自分自身を知る最高の機会になりました。

【評価をもらう】

・実習では必ず経験のある先生が監督者になり、ほぼ毎日フィードバックをしてくれます。まだまだ保育士の卵=学生なので注意されたり改善点の指摘を受けることがほとんどですが、中でも評価をもらった瞬間は堪え切れずすごく笑顔になっていました。(あとから先生に言われました)そういった経験は今でも記憶に残っていて、日々の保育現場で役立つこともあり、監督してくれた先生には感謝しかありません


⑤ 卒業、そして現実

地域によって違いがあるかもしれないのでBC州としますが、

ここでは資格保持者が仕事探しをして採用されると、

3ヶ月ほどの研修期間を経て、スタッフ・保護者・子どもたちにとって有益な人材であると判断されると雇用されます。

つまり正式雇用になるには時間が必要。
しかし私のビザ残日は、それを補えるほど残っていなかった。

資格は取れた。

でも、安心したのはほんの一瞬でした。

就職には研修期間が必要。

その頃、私のビザは残りわずか。

「間に合わないかもしれない」

そう気づいたときの焦りは、今でも覚えています。

実習先へ交渉してみたがどこも採用まで行くのは難しいと断られた。

「資格を取れば道が開ける」と思っていたけど、
現実は思っていたよりシビアだった。


⑥ 就職できなかったことについて

正直、悔しかった。

でも周りの人やインターネットで調べて解決策を、選択肢を調べ上げた。

結果、

日本に一時帰国して1年間保育業界で働き、採用されやすい職歴を作ること

を決断した。

日本で経験を積めば、
将来もう一度挑戦できる。

ここで少し踏ん張ればチャンスがまたやってくる。

この時点で私はすでに前向きに考えることにシフトしていました。

永住権を目指すなら、
遠回りに見えてもキャリアは無駄にならない。


⑦ これからECEを目指す人へ

・ビザ残日数は必ず計算すること
・就職までの流れを事前に確認すること
・入学して2ヶ月後にはアルバイトで働きたい園を探してアピールすること
・資格=即就職ではない

でも、

挑戦したことは間違いではありません。

ただ、準備不足だった部分もあった。

だからこれから挑戦する人には、

ビザの残日数と就職までの流れだけは必ず確認してほしい。

遠回りでも、準備さえしていれば次のチャンスは必ず作れます。


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